風情ある街をごゆるりと…城崎名物「七湯巡り」
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夫婦円満・不老長寿、しあわせを招く湯
舒明天皇の御代(1400年前)こうのとりが足の傷をいやしたことから発見されたといういわれにもとづいて名づけられた、山の湯風をとり入れた素朴な様式の建築で町の奥深く街路から離れた閑静な湯で、散策をかねた入浴に適している。
(火伏防災・良縁成就) 美人の湯
南北朝時代の歴史物語「増鏡」に文永四年(1267年)後堀河天皇の御姉安嘉門院が入湯された記事がある、御所の湯の名はこれに由来する。江戸時代、西隣に陣屋がおかれ「殿の湯」または「鍵の湯」と呼ばれた湯があったが、明治になって、御所の湯に合せられた。京都御所を彷彿とさせる現在の建物は平成17年7月に四所神社となりに新築移転した。
(商売繁盛・五穀豊穣) 一生一願の湯
養老元年(717年)温泉寺開祖道智上人の曼陀羅一千日祈願によって湧き出たのでこの名がある。その後八百年を経た頃、にわかに沸きあがって熱湯となったが、折よく来あわせた京都の僧日真上人が曼陀羅を書いて泉底に沈め、修法の結果数日にして適温に復したという。前庭の碑はこの由来を書いたものである。屋根は仏縁にちなんで御堂を模し、入口は唐破風、山すその緑に包まれて清楚な趣をもっている。
(合格祈願・交通安全)開運招福の湯
※家族風呂あり
江戸中期温泉医学の創始者後藤艮山の高弟香川修徳がその著「薬選」の中で当時新湯といったこの湯を、天下一と推賞したことから名づけられた。横の小庭の「海内第一泉」の碑は近代温泉学の権威、藤浪博士の書である。桃山方式の歌舞伎座を思わせる建物で町の中央に位し、名実共に城崎温泉の象徴といってよい。
(子授安産) 子授けの湯
中国の名勝西湖から移植した柳の木の下から湧き出たというのでこの名がある、以前はこの裏側にあり、外傷やはれものに著効があったといわれる。
(家内安全・水子供養) 衆生救いの湯
※家族風呂あり
江戸時代、村民多数の入浴が見られ里人の外湯として親しまれていた。この湯の泉源から地蔵尊が出たのでこの名があり、此来庭内に地蔵尊をまつっている。外観は和風とうろう、六角形の広い窓は玄武洞をイメージしており、外湯中一番モダンな建物である。
1,400年前より温泉が湧き続ける城崎では古くから心身を癒す風土が育まれ受け継がれています。そんな城崎らしさに現代性をプラスして誕生したのが「さとの湯」。エキゾティックな雰囲気が漂いハーブの香りや滝の音に満ちた不思議な空間です。